2026/01/12 20:00
Jacques Marie Mage(ジャック・マリー・マージュ)と聞いて、
多くの方がまず思い浮かべるのは、力強い存在感を放つフルリムのセルフレームかもしれません。
今回ご紹介したいのは、
「まだ多くの人が選んでいないJMM」
「定番ではないからこそ、今おすすめしたいJMM」 です。

リムレスやサーモントといったフルリムではないモデルも含めつつ、
全体のトーンは“黒”を基調にセレクト。
黒という普遍的な色の中で、造形・素材・構造によって生まれる
Jacques Marie Mageらしさを感じていただける4本を選びました。
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【Jacques Marie Mage】
2015年、アメリカ・ロサンゼルスで誕生したアイウェアブランド
Jacques Marie Mage(ジャック・マリー・マージュ)。
フランス出身のインダストリアルデザイナー、
ジェローム・マージュ(Jérôme Mage)が手がけるデザインは、
20世紀の美学を軸に、建築やモーターサイクルなど多彩なカルチャーの影響を受けた、
強い思想と造形美を感じさせます。
フレームは日本・福井県鯖江市にて職人が少量生産。
さらにエディション制を採用し、すべてにシリアルナンバーを刻印。
希少性と完成度の高さから、世界中の眼鏡愛好家に支持されています。
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① model. ALFRED col.BLOODSTONE

一目で印象に残る、JMMらしいビッグシェイプが特徴のモデル「ALFRED」。
サイズは60□18と大ぶりながら、過度に主張しすぎない洗練されたバランスに仕上がっています。
リム上部のカッティングが、JMMらしい彫刻的な美しさが際立ちます。

こちらは他にはないテンプル芯のデザイン。
テンプル内部に覗く芯金は、アールデコ調の意匠が施されており、
横顔やふとした角度で、他のモデルとは明確な違いを感じさせます。

カラーはJMMの中でも高い人気を誇る「BLOODSTONE」。
外側はオールブラックでまとめながら、
テンプル内側には深みのあるボルドーカラーを配し、
静かな色気と奥行きを演出しています。
② model. RICHARD col.RAVEN

クラシックなアビエーターを、JMMの解釈でモダンに昇華したモデル「RICHARD」。
アビエーターシェイプ特有の主張は残しつつ、
日常使いしやすいバランスに整えられています。
サイズ感も大きすぎず、アビエーターに苦手意識のある方でも取り入れやすい一本です。

フロントは艶を抑えたブラックを基調とし、
丸みを帯びたリムラインが柔らかな表情を演出。

カラーは奥行きを感じさせる「RAVEN」。
テンプルはブラックと暗めのクリアグレーの貼り合わせとなっており、
内側からさりげなく覗くテンプル芯が、静かなアクセントになっています。
③ model. SARTRE col.NOIR X

サーモント特有の強さとJMMらしい造形が光るモデル「SARTRE」。
智に向かって徐々にボリュームを増していくブローラインは、
直線的ではなく、緩やかな抑揚を持たせることで、
重厚でありながらもどこか知的で、緊張感ある雰囲気を漂わせます。

リムには、約4mmにも及ぶ肉厚なメタルリムを採用。
フロント下部に明確な存在感を与えつつ、
レンズを縁取る金属のラインが全体を引き締めます。

メタルパーツはシルバーを基調としながら、
ブリッジ中央や細部にはゴールドの装飾をプラス。
控えめでありながらも確かな主張があり、
一般的なサーモントとは一線を画す、JMMならではのこだわりを感じさせます。
全体のバランスは非常に端正で、ボリュームのあるブローとシャープなメタルリム、JMMらしい装飾が拮抗し、
クラシックでありながら、モダンな空気を纏っています。
④ model. EL DORADO col.BLACK

重厚感あるリムレスモデル「EL DORADO」。

約4mmにも及ぶ厚みを持ったレンズが生み出す圧倒的な重厚感。
一般的なリムレスに抱きがちな軽さや繊細さとはまったく異なる、
JMMならではの存在感を放っています。

レンズシェイプは、シャープな八角形。
エッジの効いた輪郭が、顔まわりに強い印象を与え、
リムがないにもかかわらず、フレームとしての輪郭を明確に感じさせます。
さらにテンプルは高い位置から伸びる構造となっており、
横顔に立体感と緊張感をもたらします。
カラーリングは、フレーム・パーツすべてをブラックで統一。
金属パーツや構造が前面に出るデザインでありながら、
色数を抑えることで、全体は落ち着いた佇まいに仕上がっています。
いずれもJMMらしい美学を宿しながら、
定番モデルとは一線を画す立ち位置にある存在です。
